◆ア行
≪A.P.Nummer≫:(アーペーヌンマー:ドイツ語)
Amtliche Prufunsnummerの略。法律で決められた基準を満たしたQmPに与えられる公認検査番号。

≪アール≫ (Ahr:産地)
ドイツワイン13生産地域のひとつ。ボンの南。ライン川と合流するアール川沿いの地域で、赤ワインの生産が盛ん。シュペートブルグンダーや熟成の早いフリューブルグンダー、ポルトギーザーも重要な位置を占めている。

≪アロマ≫ (Aroma:英語)
ぶどうの香りそのものに由来するものを第一アロマ、発酵の過程で酵母や乳酸により生成されたものを第二アロマという。さらに熟成が進み、さまざまな香りがまざりあった熟成香をブーケと呼ぶ。

≪ヴァイスヘルプスト≫ (Weissherbst:ドイツ語)
単一のぶどうのみで造ったロゼワイン。

≪ヴァイン≫ (Wein:ドイツ語)
ワイン。

≪ヴァイングート≫ (Weingut:ドイツ語)
ワイン醸造所。ワイナリー。

≪ヴァン・ド・ターブル≫ (Vins de table:フランス語)
普段家庭で飲むワイン(テーブルワイン)でアルコール濃度8.5%以上、15%未満に定められ、原産地や原産国の違うワインをブレンドしたワイン。

≪ヴィニフェラ≫ (Vinifera:ラテン語)
ヴィティス・ヴィニフェラという、ブドウ種属のことで、欧州のワインはこのブドウ品種から造られる。メルロー、ピノ・ノワール、シャルドネ、ガメイ、カベルネ・ソーヴィニヨン、リースリング、セミヨン、カベルネ・フランなど。

≪ヴィンテージ≫ (vintage:英語)
ワインに使われているブドウを収穫した年。

≪ヴァン・ド・プリムール≫(Vin de primeur:フランス語)
新酒。収穫した年の終わりに飲むことができ、日本ではいわゆる「ヌーヴォー」と呼ばれているワイン。

≪ヴュルテムベルク≫ (Württemberg:ドイツ語)
ドイツワイン13生産地域のひとつ。ネッカー川周辺に広がる国内最大の赤ワイン生産地。

≪AOC≫ (エー・オー・シー:フランス語)
1935年フランスで制定された原産地呼称統制法(Appelation d'Origine Controlee)の略。産地ごとに生産地域、品種、栽培法、醸造法、糖度、生産量などが定められている。全国原産地呼称協会(INAO)が管理している。

≪エクスレ度≫(Öchsle:ドイツ語)
ぶどう収穫時の糖度を表示する方法。ドイツワインは、このエクスレ度とアルコール度数を基準に格付けされる

≪エチケット≫ (Etiqutte:フランス語)
ワインのラベルのこと。

≪エノテカ≫ (Enoteca:イタリア語)
公的・私的ワイン展示場

≪エノロジー≫ (Oenology:英語)
ワイン醸造学、原料ぶどう、発酵、熟成、瓶詰め、貯蔵、出荷などに関する全般を研究する学問。この専門家を「エノロジスト」と言う。イタリアでは「エノロゴ」と呼ばれる。

≪オーガニックワイン≫
有機栽培で作られたぶどうから造られるワインのこと。

≪オーク≫ (Ork:英語)
ワインの熟成の際に用いられるオーク材は大きくフレンチオークとアメリカンオークに分けられる。一般にアメリカンオークは香の成分が多く、フレンチオークはタンニンなどのエキス分が豊富だといわれる。

≪重い≫
アルコール度数が高く、濃厚なワインを表現する際に使われる。

≪オリ(澱)≫
赤ワインの年代ものに多く見られる沈殿物で、時間が経つにつれて色素やタンニンが変化してできる。


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◆カ行
≪カーヴ≫ (Cave:フランス語)
ワインの貯蔵庫。

≪カビネット≫ (Kabinett:ドイツ語)
ドイツQmPの称号の一つ。「小部屋」の意味で、良質なワインをさす言葉として古くから使われている。

≪カベルネ・ソーヴィニヨン≫ (Cabernet Sauvignon:ぶどう品種)
フランス・ボルドー地方の上級ワイン用原料として使われる代表的な品種名。メドック地区の主力品種であったが今や世界中で栽培されている赤ぶどうのトップスター的存在。

≪ガメイ≫ (Gamay:ぶどう品種)
フランス・ボージョレ地方の赤ワイン用のぶどう品種名。

≪軽い≫
アルコール度が低く飲みやすいワインのことを表現する。

≪カルヴァドス≫ (Calvados:フランス語)
フランス・ノルマンディー地方を中心に隣接する地域で収穫されたリンゴを原料にした蒸留酒。

≪カンティーナ≫ (Cantina:イタリア語)
醸造所。「カンティーナ・シチャーレ(sociale)」は共同組合のワイナリー。

≪キアレット≫ (Chiaretto:イタリア語)
ごく淡い赤。英語の「クラレット(claret)」からきた言葉で、イタリアでは色の濃いロゼワインを指す。

≪キャンティ・クラシコ≫ (:イタリア語)
トスカーナ州を代表する、DOCG赤ワイン。藁苞に包まれた球形のビンでおなじみです。近頃ではボルドー形のビンに入ったものも増加している。

≪貴腐ワイン≫
よく熟した健全なブドウ果の表面にボトリティス・シネレア菌というカビの一種が繁殖したブドウから造られるワイン。この菌の繁殖によりブドウの水分は蒸発し、ブドウ内の様々な成分が凝縮され、芳醇かつなめらかな甘口のデザートワインに仕上がる。フランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ、ハンガリーのトカイエッセンシアワインは世界3大貴腐ワインとして有名。

≪キュヴェ≫ (Cuvee:フランス語)
ブレンドの意。良い樽のワインを指すことも。

≪QmP≫ (クー・エム・ペー:ドイツ語)
ドイツワイン法による肩書き付き高級ワイン。「Qualitatswein mit Prädikat(クヴァリテーツヴァイン・ミット・プレディカート)の略。「プレディカート」とは「称号」という意味でカビネット、シュペートレーゼ、アウスレーゼ、ベーレンアウスレーゼ、アイスヴァイン、トロッケンベーレンアウスレーゼの6種類があり、他のワインとは一線を画す。

≪QbA≫ (クー・ベー・アー:ドイツ語)
ドイツワインの格付けで、QmPにつぐクラスのもの。「Qualitätswein bestimmter Anbaugebiete(クヴァリテーツヴァイン・ベシュテイムター・アンバウゲビーテ)の略、栽培地域限定上級ワイン。

≪クラッシク≫ (Classic:英語)
辛口ワインの新しい表示方法。13指定栽培地域での生産だが畑名の表示はない。 アルコール度数は最低12%。

≪クラッシコ≫ (Classico:イタリア語)
古いぶどう園のぶどうで造られたワイン。(イタリア) イタリアワイン法ではより格の高い産地となる。

≪クラレット≫ (Claret:英語)
英国におけるボルドーの赤ワインの愛称。

≪グラン・クリュ≫ (Grand cru:フランス語)
特級のブドウ畑という意味。「グランクリュ・クラッセ(classe)」とは、フランス/ボルドー地方のメドック地区では5段階、アンテミリオン地区では2段階に分けて格付けされているうちのトップクラスを指す。ブルゴーニュ理法の場合、最高の特級畑のこと。

≪グラン・レセルバ≫ (Gran Reserva:スペイン語)
赤は樽で24ヶ月以上、瓶で36ヶ月以上熟成、色とロゼは48ヶ月以上樽と瓶で熟成したワイン。

≪クリアンサ≫ (Crianza:スペイン語)
樽と瓶で最低二年熟成されたワイン。内最低6ヶ月は樽熟成させる。

≪クリマ≫ (Climat:フランス語)
フランス・ブルゴーニュ地方の村の、限定されたブドウ畑や銘柄の畑のこと。ぶどうの室や収穫量に影響を与える気象条件を指すこともある(ミクロクリマ)。

≪クリュ≫ (Cru:フランス語)
ブドウ畑、あるいはぶどう園のこと。

≪ゲヴュルツトラミナー≫ (Gewürztraminer:ぶどう品種)
ピンク色の果皮を持つ香り高いぶどう。ゲヴュルツは香辛料の意味があり、その名の通りスパイシーな香りをもつワインが造られる。

≪ケルナー≫ (Kerner:ぶどう品種)
リースリングとトロリンガーの交配種。リースリングに近い程よい酸味と糖度を持ち合わせている。

≪甲州≫ (ぶどう品種)
山梨県を中心に栽培されている日本の代表的な白ワイン用ぶどう品種。

≪コルヘイタ≫ (Colheita:ポルトガル語)
ヴィンテージポートワインのこと。7年以上樽熟成させたもの。


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◆サ行
≪ザクセン≫ (Sachsen:産地)
ドイツ最東端の生産地域。主な生産ぶどう品種はミュラートュルガウ、リースリングなど。生産量は最も少ない

≪ザーレ・ウンストルート≫ (Saale Unstrut:産地)
旧東ドイツに位置する生産地域。栽培面積が最も小さい。

≪酸化防止剤≫
果汁の腐敗を防ぐ為の添加物。一般的には亜硫酸(二酸化硫黄)が使用される。人体に有害ではないが、定められた基準値以内で添加されている。どんなワインにも使われ、加えないとワインの品質劣化に繋がる。

≪サングリア≫ (Sanrgia:スペイン語)
フレイヴァードワインの一種で、赤ワインにオレンジやレモンの果汁を加えてシロップで甘みをつけた飲み物、スペインの国民酒。

≪サンジョヴェーゼ≫ (Sangiovese:ぶどう品種)
イタリアのトスカーナ州などで栽培される赤ぶどう品種。キャンティ・クラシコなどに使われる。

≪シャウムヴァイン≫ (Schaumwein:ドイツ語)
ドイツ・ターフェルクラスのワインから造られ、2次発酵によりガスが得られるスパークリングワイン。

≪シャスラ≫ (Chasselas:ぶどう品種)
スイスではファンダン、ドイツではグートエーデルと呼ばれる白ワイン用品種。
多産の早熟タイプで生食と醸造兼用種。

≪シャトー≫ (Chateau:フランス語)
本来は館、城の意味で、フランス・ボルドー地方の場合、自社畑でぶどうを栽培し、ワインを製造、瓶詰めする醸造場のこと。

≪シャルドネ≫ (Chardonnay:ぶどう品種)
ワイン醸造用の優秀ぶどう品種の一つ。辛口白ワイン用で、世界でもっとも人気が高い品種。

≪シャンブレ≫ (Chambrer:フランス語)
ワインを飲むとき、あらかじめその部屋に持ち込んでおいて、ワインの温度を部屋の室温に近い状態に調整すること。

≪シュペート・ブルグンダー≫ (Spätburgunder:ドイツ語)
最高級赤ワイン用ぶどう品種。フランス語ではPinot Noir。

≪シュール・リー≫ (Sur Lie:フランス語)
「澱の上」という意味で、フランス・ミュスカデを中心におこなわれるワインの製法。発酵後、澱引きをせず、澱とともに翌春まで半年間ねかす方式。

≪酒石≫
ワインの酸味の主成分である酒石酸がカリウムと結びついて結晶化したもの。赤ワインでは酒石に植物色素がからんで澱になるが、白ワインの場合、キラキラと輝いて見えることから「ワインのダイアモンド」ともいわれる。

≪シュペートレーゼ≫ (Spätlese:ドイツ語)
ドイツQmPの称号の一つ。遅摘みのぶどうから造られるまろやかなワイン。“シュペート”は「遅い」、“レーゼ”は「摘み取る」の意。カビネットよりもさらに果実香が高い。

≪ショイレーベ≫ (Scheurebe:ぶどう品種)
ヴァイスブルグンダーとジルヴァーナーの交配種。ラインヘッセンやフランケンで盛んに栽培されている。

≪シラー≫ (Syrah:ぶどう品種)
コート・デユ・ローヌから南の地域で栽培される赤ぶどう品種。オーストラリアではハーミテージまたはシラーズなどと呼ばれ、広く栽培されている。

≪ジルヴァーナー≫ (Silvaner:ぶどう品種)
古くから栽培されているぶどう品種。トラミナー種とオーストリアからの白品種との交配と思われる。
魚、アスパラとよく合う。

≪シン・クリアンサ≫ (Sin cruabza:スペイン語)
樽熟成は12ヶ月以下または全く樽熟成させない早飲型ワイン。

≪スパークリングワイン≫ (Sparkring wine:英語)
発泡性ワイン。瓶内二次発酵:「シャルマ方式」「トランスファー方式」などの製法がある。「瓶内二次発酵」とはワインを瓶詰めし、糖分と酵母を加えて密閉し、瓶の中で二次発酵を起こさせる方法。シャンパンはこの方法で造られる。

≪スプマンテ≫ (Spumante:イタリア語)
イタリアの発泡酒。辛口のものも、甘口のものもある。

≪セカンド・ラベル≫ (Second label)
ボルドーでは、あるレベル以上のワインをシャトー名で、それ以下のものをセカンド・ラベルとして出荷することがある。これによりシャトー名の入ったワインの高い品質を維持している。

≪ゼクト≫ (Sekt:ドイツ語)
ドイツ語でQbAクラス以上の発泡酒。上質スパークリングワイン。

≪セック≫ (Sec:フランス語)
一般に、辛口ワインのこと、ドイツ語では「トロッケン(trocken)」、イタリア語では「セッコ(secco)」。英語では「ドライ(dry)」という。

≪セパージュ≫ (Cepage:フランス語)
ぶどう品種のこと。

≪セミヨン≫ (Semilon:ぶどう品種)
ボルドーの主要な白ぶどう品種の一つ。ソーテルヌでは貴腐ワインの原料となる。

≪セラー≫ (Celler:英語)
ワインの貯蔵庫。フランス語では「カーヴ」または「シェ」という。ドイツ語ではKeller(ケラー)。

≪セレクション≫ (Selection:英語)
辛口の新しい表示方法。13栽培指定地域内の単一畑での生産。 アルコール度数は12.2%以上。検査を受けた優良な畑で栽培されたぶどうを、収穫量も規制し手作業によって摘みとる。

≪ソムリエ≫ (Sommelier:フランス語)
レストランでワインを楽しむとき、客の求めに応じて飲み物をコーディネイトする専門家。普通、ワインの仕入れ、管理もソムリエにまかされる。

≪ソーヴィニヨン・ブラン≫ (Sauvignon blanc:ぶどう品種)
ボルドーやロワール河上流で栽培される主要な白ぶどう品種。フレッシュでクリスピーなワインになることが多い。世界的に栽培されている品種。

≪ソーテルヌ≫ (Sauternes:フランス語)
ボルドー地方のガロンヌ川右岸に位置する貴腐ワインの産地。セミヨンを主に用いる。シャトー・ディケムが著名。



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◆タ行
≪ターフェルヴァイン≫ (Tafelwein:ドイツ語)
テーブルワインのこと。日常消費用ワイン。

≪タストヴァン≫ (Tastevin:フランス語)
利き酒用の金属製の小皿のこと。フランスではセラー内に置いて用いる。

≪タンニン≫ (Tinnin:英語) 
ワインの渋みとして、赤ワインには必須の構成成分。

≪DOC≫ (ディー・オー・シー:イタリア語)
「デノミナツィオ−ネ・ディ・オリジネ・コントロラータ(denominazione de origine controllata)」の略で、1963年に制定されたイタリアの統制原産地呼称法。生産地、品種、栽培方、生産量、醸造法、熟成期間、アルコール分、品質基準などにおいて、一定の基準を満たしたワインに関してはラベルにDOCワインと表示できる。スペインでは特定原産地呼称ワインを指す。

≪ティスティング≫ (Tasting:英語)
利き酒、試飲のこと。ティスティングでは、色、香り、味などを五感によって総合的にワインを評価する能力が要求される。ドイツ語ではProbe(プローベ)。

≪ティント≫ (Tinto:ポルトガル語)
日本に最初にもたらされたワイン。珍陀酒。

≪デカンタージュ≫ (Decantage:フランス語)
飲用に先立ち、瓶詰めワインのおりを除去するために、上澄み部分のワインを他の容器に移すこと。これによって、ワインの風味がさらに向上する。若いワインの場合も効果が高い。

≪テニメンティ≫ (Tenimenti:イタリア語)
フランスの「ドメーヌ」と同じ意味で、イタリアにおける自社畑。

≪テンプラニーリョ≫ (Tempranillo:ぶどう品種)
リオハ産赤ワインに用いられるすぐれた主要品種。最近ではスペイン全域で見直されワイン造りに使用される傾向にある。

≪ドゥー≫ (Doux:フランス語)
「甘い」の意味。当分を強く感じることをいう。ワインによっては、非常に特異な気候条件のもとで造られた結果生まれる甘さ、発酵の停止による天然糖分の残留、濃いぶどう果汁の添加によるものなどいろいろである。

≪トカイ≫ (Tokaji:ハンガリー語)
フルミント種から造られる、ハンガリーの貴腐ワイン。太陽王ルイ14世は「ワインの王、王のワイン」と呼んだ。

≪ドメーヌ≫ (Domaine:フランス語)
フランス・ブルゴーニュ地方で「ぶどうの栽培からワインの醸造まで行なうもの」の意味。フランス・ボルドー地方の「シャトー」と同じような意味。生産者元詰めワインには「ミズ・デユ・ドメーヌ(mise du domaine)」または「ミザン・ブティーユ・オー・ドメーヌ(mis en bouteiles/au domeine)」の表示が許される。

≪ドルチェ≫ (Dolce:イタリア語)
甘口。フランス語で「ドゥー(Doux)」。

≪ドルンフェルダー≫(Dornfelder:ぶどう品種)
赤ワイン用のぶどう品種。早熟で多産。しっかりとした風味のワインができる。

≪トレッビアーノ≫ (Trebbiano:ぶどう品種)
イタリアで栽培される主要な白ぶどう品種。フランスでは、ユニ・ブランと呼ばれる。また、コニャック地方ではサンテミリオンと呼ばれる。

≪トロッケン≫ (trocken:ドイツ語)
辛口を意味するドイツワインの表示。フランスワインの場合の「セック」と同じ意味。「ハルプトロッケン(halb trocken)」は中辛口という意味。

≪トロッケンベーレンアウスレーゼ≫ (Trockenbeerenauslese:ドイツ語)
ドイツQmpの呼称の一つ。貴腐ぶどうを一粒ずつ摘みとって造る最高級の甘口ワイン。この場合のトロッケンは「干しぶどう状の」という意味。


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◆ナ行
≪ナーエ≫ (Nahe:産地)
ドイツワイン13生産地域の一つ。モーゼル河とライン河の間に位置し、様々なワインを生み出す。主要品種は、リースリング、ミュラートュルガウ。

≪ネゴシアン≫ (Negociant:フランス語)
フランスワインの流通に携わるワイン商、ワインの仲買人のこと。醸造者から樽やタンクごと買い付け、長短期にわたり熟成させて市場に供給する。

≪Nebbiolo≫ (ネッビオーロ:ぶどう品種)
イタリアで生産されている、最高の赤ワイン用ぶどう。ピエモンテ州全域で栽培されている。タンニンがありコクが豊かなワインができる。イタリア最高級ワイン、バルバレスコに使用される。


◆ハ行
≪バーガンディ≫ (Burgundy:英語)
英語圏におけるフランス・ブルゴーニュ産ワインの通称。

≪バーデン≫ (Baden:産地)
ドイツワイン13生産地域の一つ。ドイツ最南端に位置し、ロゼ、赤ワインが盛ん。生産量は3番目に多く、KaisersthulカイザーシュトゥールやBreisgauブライスガウといった地域が銘醸地として有名。

≪発酵≫
発酵とは酵母が働き、ぶどうの糖がエチルアルコールと炭酸ガスに分解されることをいう。ぶどうの果皮には天然酵母が付着しているので、自然発酵法で作ることもあるが、世界的に見てもわずか。一般的には純粋培養酵母を加えてワインを造るほうが多い。

≪パールヴァイン≫ (Perlwein:ドイツ語)
ドイツ・ターフェルクラスの弱発泡性ワイン。

≪パッシート≫ (Passito:イタリア語)
陰干しによりぶどうの糖分を凝縮して造ったワイン。

≪パニエ≫ (Panier:フランス語)
ワインの瓶を横に寝かせて入れる籐などでできた籠。

≪ハルプ・トロッケン≫ (halbtrocken:ドイツ語)
中辛口の意。英語ではsemidry。

≪パロミノ≫ (Palomino:ぶどう品種)
白ワイン用の品種だが、シェリーフィノ用の特定品種として有名。

≪バローロ≫ (Barolo:イタリア語)
ピエモンテ地方のワイン産地。ネッビオーロから力強い赤ワインを産する。
DOCGの一つ。

≪ピノ・ノワール≫ (Pinot Noir:ぶどう品種)
フランス・ブルゴーニュ地方で栽培される最高級赤用品種。
シャンパンの原料ぶどうの一つでもある。小粒な赤紫のぶどうで、
繊細で力強いワインになる。ロマネ・コンティはピノ・ノワールから造られる。
ドイツではシュペートブルグンダーと呼ばれる。

≪feinherb≫ (ファインヘルプ:ドイツ語)
中辛口の意味。

≪VDP≫ (ファウ・デー・ペー:ドイツ語)
Verband Detscher Prädikats und Qualitätsweinguter (フェアバント ドイチャー プレディカーツ ウントクヴァリテーツヴァイングューター)の略。1910年に創立された全国組織の協会で、現在会員は高品質ワインを作る201の醸造所がある。VDPの会員にはそれぞれのワイン産地に適した伝統的なブドウを栽培すること、反あたりのブドウ収穫量の制限など、厳しい規定がある。

≪フィロキセラ≫ (Pylloxera:英語、フランス語)
ぶどう根あぶら虫。19世紀後半、フランスから始まって世界的範囲で猛威を振るい、ぶどう畑を壊滅させた害虫。接木によって救済された。

≪フェーダーヴァイサー≫ (Federweisser:ドイツ語)
新酒。発酵途中のワインで、濁った色をしている。ややアルコールと炭酸が含まれ、さわやかな味わい。ぶどうの収穫期により9月ごろが旬で、その時期を逃してしまうと翌年まで飲むことができない。

≪プファルツ≫ (Pfalz:産地)
ドイツワイン13生産地域の一つ。ライン河とプファルツの森の間に位置する。

≪フリザンテ≫ (Frizzante:イタリア語)
弱発泡性のスパークリングワイン。

≪ブリュット≫ (Brut:フランス語)
「自然のまま」という意味で、シャンパンの甘辛の度合いを示す言葉のうち、極辛口のもの。シャンパンはブリュット(極辛口)、セック(sec:辛口)、ドミセック(domisec:中辛口)、ドウ(doux:甘口)と呼ばれる。

≪フランケン≫ (Franken:産地)
ドイツワイン13生産地域の一つ。ヴュルツブルクを中心としたマイン川周辺の地域。ボックスボイテルという袋状の丸い形のボトルがかわいらしく、人気。力強く男性的でしっかりとした味のワインを産出する。ジルヴァーナー種、ミュラートュルガウ種が主に作られている。

≪フルーツ・ワイン≫ (Fruit wine:英語)
ぶどう以外の果実で製造された醸造酒。原料とする果実の名称を冠して表示する。リンゴ、パイナップル、ストロベリー、キウイ、ピーチなどがある。フランスではリンゴ酒は「シードル(cidre)」、梨酒は「ポワール(poire)」と呼ぶ。

≪プローベ≫ (Probe:ドイツ語)
ワインのき利き酒、ティスティングのこと。

≪ヘシッシェ・ベルクシュトラーセ≫ (Hessische Bergstrasse:産地)
ドイツワイン13生産地域の一つ。

≪ベーレンアウスレーゼ≫ (Beerenauslese:ドイツ語)
Qmpの呼称の一つ。「ベーレン」は「ぶどう顆粒」、「アウスレーゼ」は「選び抜く」という意味で、完熟したぶどうを粒選りで収穫して造ったワイン。極甘口。

≪ホイリゲ≫ (Heurige:オーストリア語)
新酒、あるいは新酒を供する居酒屋。ウィーン市の「ホイリゲ」は醸造元兼ワインケラー(蔵)として名高い。

≪ボージョレ・ヌーボー≫ (Beaujiolais Nouveau:フランス語)
フランス・ボージョレ地方で造られるワイン。毎年11月の第3木曜日に、仕込んでからわずか2ヶ月足らずで発売される新酒。ガメイ酒を使用することが法律で決まっている。

≪ホック≫ (Hock:英語)
英語圏におけるドイツ・ラインガウ産の白ワインの愛称。白ワイン全般を指す。

≪ボディ≫ (Body:英語)
ワインの味の濃さ、味の幅のこと。「コク」と訳すことが多い。ワインでは、アルコール分、灰分、糖分、酸度、グリセリン、タンニン、コロイド物質などの量の多少がボディの質を決定づけている。「フル・ボディ」「ミディアム・ボディ」といった言い方をする。



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◆マ行
≪マグナム≫ (Magnum:フランス語)
普通の瓶の2本分のワインが入る容量の瓶。1,500ml。

≪マスカット・ベリーA≫ (ぶどう品種)
日本の赤ワイン用主要品種。生食用としても用いられる。

≪マスター・オブ・ワイン≫ (master of wine)
イギリスで1953年に発足した、ワイン業界における最高水準の資格。1997年までに取得したのはわずか234名。

≪ミッテルライン≫ (Mittelrhein:ドイツ語)
ドイツワイン13生産地域の一つ。

≪メルロ≫ (Merlot:ブドウ品種)
フランス/ボルドー地方のサンテミリオン地方のサンテミリオン地区やポムロール地区の主力の赤ワイン用武道の品種名。最近では新世界でも人気。

≪モーゼル・ザール・ルーヴァー≫ (Mosel Saar Ruwer:産地)
ドイツワイン13生産地域のひとつ。モーゼル河に広がる産地で、特にリースリング種が有名。日本に最も多く輸出されている地域っでもある。

≪モリオ・マスカット≫ (Morio Muskat:ぶどう品種)
ヴァイスブルグンダーとジルヴァーナーの交配種。ラインヘッセンで主に栽培されている。その名のとおり、マスカットのような強い香りが特徴。

◆ヤ行
≪有機栽培≫
化学肥料や農薬を使わずに作物を育てること。自然の持っている力を十分に引き出し、自然のしくみに逆らわない農作を目指す。


◆ラ行
≪ラインガウ≫ (Rheingau:産地)
ドイツワイン13生産地域のひとつ。ボーデン湖を源流とするライン河は、ヘッセン州の州都であるヴィースバーデンからリューデスハイム付近まで東から西へと流れる。川沿いの斜面は、日当たりの良い南向きのブドウ畑であり、この地方のリースリング種からは酸味豊かな極上のワインを産出される。「カビネット」発祥のエバーバッハ修道院、「シュペートレーゼ」発祥のヨハニスベルクはこの地方に存在する。

≪ラインヘッセン≫ (Rheinhessen:産地)
ドイツワイン13生産地域の一つ。バラエティに富んだワインを産出する。

≪ラントヴァイン≫ (Landwein:ドイツ語)
ドイツワインの格付けの一つ。フランスの「ヴァンド・ペイ」に相当するもので、ドイツにおける地酒。辛口、半辛口のみ。

≪Lieblich≫ (リープリッヒ:ドイツ語)
甘口の意。

≪リースリング≫ (Riesling:ブドウ品種)
ドイツの高級白ワイン用ぶどう品種名。

≪レゼルバ≫ (Reserva:スペイン語)
赤は樽と瓶で36ヶ月熟成、白とロゼは樽と瓶で24ヶ月熟成のワイン。

≪ロサード≫ (Rosado:ポルトガル語)
ポルトガル語で「ロゼ」のこと。

≪ロートリング≫ (Rotling:ドイツ語)
ドイツワインで白と赤のぶどうを混ぜて造ったロゼ。

◆ワ行
≪ワイナリー≫ (Winery:英語)
ワイン醸造所。ドイツ語ではWeingut(ヴァイングート)

≪ワインの脚≫
グラスのワインを水平に回したとき、グラスの内側にできる透明なすじ。「ワインの涙」ともいう。エキス分やグリセリンが多く含まれているワインに生じる現象。水分とアルコールの蒸発温度の違いによって起こる。

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